[アップデート] SSM Application Manager が ECS クラスターをサポートしました
ちゃだいん(@chazuke4649)です。
SSM Application Manager が ECS クラスターをサポートしました。
AWS Systems Manager による Amazon Elastic Container Service クラスターのサポートを開始
そもそも SSM Application Manager って?
re:Invent 2020で発表されたAWS Systems Manager系の新サービスです。
一言でいうと、AWS上で運用している「アプリケーション」単位・切り口で、各サービスに散らばる運用データを1つの画面で俯瞰・対応できる、運用者がうれしいサービスといったところです。
今までは、コンテナ系ではEKSしかサポートしていませんでしたが、今回ECSもサポートされました。
詳しくは以下ブログのスライドや、動画にて中山さんのSSM新機能の紹介がわかりやすいので、ぜひご覧ください。
re:Growth ONLINE インフラ特別号でAWS Systems Managerの新機能について話しました #cmregrowth | DevelopersIO
何が嬉しい?
触ってみて、以下のようなユーザー・ユースケースの方に嬉しいのではと思いました。
- ECS on EC2で運用している
- SSMを積極的に活用し運用の効率化を図っている
- 複数のECS on EC2 を運用しており、いろんなコンソール(ECS、CloudWatch、Config、SSM)を行き来するのが煩雑だと感じている
実際に見てみる
TOP
それでは実際に見てみたいと思います。
マネジメントコンソールを開き、AWS Systems Managerコンソールの[Application manager]を開きます。
トップ画面の中にECS Cluster
が追加されていることがわかります。
そこから、現在起動しているECSクラスターを選択します。
Overview
各クラスターのOverview
がこちらです。(個人検証用もモックアップ的なリソースのため、見応えがなくてすみません)
Workloads
Workloads
のセクションでは、Capacity providerやContainer Instanceで運用している場合に、各データが表示されるようです。この点、on EC2運用だと役に立ちそうです。
Monitoring
Monitoring
のセクションです。メトリクスがずらっと並ぶのではなく、あくまでアラームに絞られています。この画面から、CloudWatchのダッシュボードなどに遷移する導線は作られているようです。
Compliance
Compliance
のセクションです。以前ConfigにてECSがサポートされましたが、Configルールや変更管理を行なっている場合は、こちらでも確認が可能です。
OpsItems
OpsItems
のセクションです。OpsItemsとは、SSM OpsCenter を使用する際に運用対象を OpsItemという単位で管理します。詳しくは以下ブログをご覧ください。
Systems Manager OpsCenter の OpsItem について調べてみた! #opscenter | DevelopersIO
Runbooks
Runbooks
のセクションです。SSM Automation Runbookのログが参照可能です。ちなみに右上の[Start runbook]をに進むと、本画面から、各サービス単位のRunbookを実行できます。
以上が Application Manager におけるコンテナクラスターの各画面でした。
最後に
各画面を確認し、このサービスの恩恵を享受できるのは以下のようなユーザー・ユースケースと感じました。(冒頭部分の再掲です)
- ECS on EC2で運用している
- SSMを積極的に活用し運用の効率化を図っている
- 複数のECS on EC2 を運用しており、いろんなコンソール(ECS、CloudWatch、Config、SSM)を行き来するのが煩雑だと感じている
実に奥が深いSSM...リアルなユースケースがあればぜひ教えてください。
それではこの辺で。ちゃだいん(@chazuke4649)でした。